今も語りつがれる「ゼロ戦」の展示スポット(九州)
第二次世界大戦の際、大日本帝国海軍の主力として活動した艦上戦闘機の「ゼロ戦」
今回はそんなゼロ戦を展示している九州のスポットをご紹介します。
零式艦上戦闘機二一型/宇佐市平和資料館
まずやって来たのは、大分の宇佐市にある宇佐市平和資料館です。
宇佐海軍航空隊は昭和14(1939)年に実戦訓練を行う航空隊としてスタートし、戦況の悪化に伴い特別攻撃隊の基地としてこの宇佐基地からも多くのゼロ戦が飛び立ちました。
資料館は団地の中にあるガレージ風の建物で、一見すると資料館には見えません。
現在は仮の建物ですが、将来は平和ミュージアムの建設を目指していて、それまでは戦時中の貴重な資料の数々を無料で観覧できるおトクな資料館になっています。
展示品の目玉は2013年に公開の映画「永遠の0」の撮影で使用されたゼロ戦のレプリカです。
館内にあるのは主人公が特攻で出撃する際に使った「零式艦上戦闘機二一型」の原寸大模型です。
映画の撮影が終了したあとで宇佐市が買い取り、現在はこちらで展示されています。
飛行機の横には映画の撮影にも使用されたコックピットの模型もあります。
主人公役の岡田准一さんが座った座席は頭の上は10数cmしかなく、両サイドも狭くて思った以上に窮屈な印象です。
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零式艦上戦闘機三ニ型/大刀洗平和記念館
次にやって来たのは、福岡にある大刀洗平和記念館です。
大刀洗町から筑前町にかけてのこのエリア一帯は日本陸軍の航空基地がいくつもあり、当時は東洋一と言われました。
そんな太刀洗の資料館では当時の貴重な資料が残されています。
館内には世界で唯一現在する零戦の三ニ型を展示。
マーシャル群島のタロア島で発見された機体を福岡航空宇宙協会が買い取り、一般公開されています。
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零式艦上戦闘機五二型/鹿屋航空基地資料館
最後にやって来たのは、鹿児島県鹿屋市にある鹿屋基地の博物館です。
鹿児島の鹿屋基地は昭和11年にできて以来、今日までずっと現役で稼働し続けてきた航空基地です。
館内には旧海軍時代の特攻隊の遺品や、現代の海上自衛隊に関する資料が展示されています。
博物館の2階には、旧日本海軍の艦上戦闘機ゼロ戦52型が展示されています。
平成4年(1992年)に引き揚げられた 中島製ニ一型と五ニ型丙の二機の残骸から復元された機体です。
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まとめ
2200kmに達する航続距離や優れた戦闘性能で、当時は世界最強と恐れられたゼロ戦。
日本を代表する戦闘機として未だに伝説となっているゼロ戦と、命の尊さや平和の大切さを学ぶことができるのが、九州各地の記念館にあるモニュメントです。
名称: 宇佐市平和資料館 うさしへいわしりょうかん
住所: 大分県宇佐市閤440−5
時間: 9:00-17:00
電話: 0978-33-1338
駐車場: 無料駐車場あり
宇佐市平和資料館のページ
名称: 大刀洗平和記念館 たちあらいへいわきねんかん
住所: 福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1
時間: 9:00-17:00
電話: 0946-23-1227
駐車場: 無料駐車場あり
大刀洗平和記念館のページ
名称: 鹿屋航空基地資料館
住所: 鹿児島県鹿屋市西原3丁目11-2
時間: 9:00-17:00
電話: 0994-42-0233
駐車場: 無料駐車場あり
鹿屋航空基地資料館のページ
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