今回、ご紹介するのは福岡県久留米市にある篠山神社です。
こちらは年末の競馬といえば有馬記念というほど今ではメジャーとなった久留米藩の藩主、有馬氏をまつる神社です。
今回はそんな競馬好きにとっては聖地と呼べる「篠山神社」についてご紹介します。
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久留米の有馬氏とは？
有馬記念で知られる有馬氏の先祖、有馬家は江戸時代の約250年ものあいだ、久留米藩を治めたお殿様です。
11代にわたって続いた久留米の街中には有馬氏の居城跡があり、敷地内にある有馬記念館では久留米の歴史や文化について学ぶことができます。
見事な石垣がのこる城跡
場所はＪＲ久留米駅からブリヂストン通りを約15分ほど歩くと出てきます。
車の場合は蜜柑丸跡に無料の駐車場があり、階段をのぼるとすぐに本丸跡や笹山神社があります。
城の跡地は大きいとは言えませんが、見事な石垣や正面側の内濠が残っていて、見ごたえがあります。
東面は「穴太衆（あのうしゅう）」という集団によって、サイズがばらばらの石材を積み上げてつくららた石垣や、サイズが揃っている南面の石垣など、技術の変化を知ることができます。
城内には石垣に沿って月見櫓跡などかつて7つの櫓があったとされる櫓跡があり、眼下には流れる筑後川や、久留米市街地を望むことができます。
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天守閣跡にある篠山神社
現在は天守閣はなく、かつてお殿様が暮らした本丸御殿があったところは篠山（ささやま）神社が建っています。
久留米藩祖の有馬豊氏など有馬家を祀る神社で、明治１０年に建てられました。
社殿の前にはかつての有馬の殿様に関する解説パネルなどがあります。
春には桜の名所として知られていて、6月は菖蒲、8月には鈴虫祭と市民が集える憩いの場所となっています。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
有馬記念と呼ばれるようになったのは？
中央競馬の1年を締めくくるレースとして有名な有馬記念。
有馬記念のいきさつは、当時、日本中央競馬会理事長だった「有馬頼寧」氏が日本ダービーに並ぶレースを企画したことがきっかけです。
そこではファン投票で出走馬を選出する仕組みが採用され、最初は「中山グランプリ」と名付けられましたが、第1回目を開催したあとに有馬氏が急逝。
そのため、第2回目の開催からは「有馬記念」に名称を改めて現在に至ります。
そんな有馬記念とゆかりがある篠山神社は、ダービー前の必勝祈願には競馬を愛する多くの人が訪れます。
寄贈された有馬記念館
有馬記念館は久留米城跡の石垣に囲まれた、高台の上にあります。
1959年、久留米市が市制になって70周年を記念し、あの有名企業のブリヂストンの創業者である石橋正二郎氏によって寄贈されました。
館内では江戸時代、久留米藩を治めた有馬家にゆかりのある資料を展示。
茶器や甲冑、太刀など歴史的な資料のほか、久留米城を中心に栄えた町の様子がわかる資料や、美術工芸品などが中心に展示されています。（内部の撮影は不可）
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学業祈願にもご利益がある篠山神社
参拝客が絶えない篠山神社ですが、学業祈願に訪れる人も多いです。
江戸末期～明治にかけて万年時計やからくり人形などを発明し、「東洋のエジソン」と言われた田中久重。
そんな田中久重の出身地である久留米藩は、文化人の藩主のもと、学問や文化が進んでいた藩として知られています。
特に七代目藩主の有馬頼徸（よりゆき）は和算を世界トップレベルまで上げた人で、日本の数学がレベルアップしたのもこの方のおかげと言われています。
そんな数学の神様が祀られる神社は、学業祈願にピッタリと言えるでしょう。
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まとめ
有馬記念ゆかりの殿様をまつる「篠山神社」はいかがでしたでしょうか？
競馬ファンをはじめ、和算の世界トップレベルの方が祀られるこの神社を訪れることで、勝ち運が上昇するかも！？
競馬好きにとっては1度は訪れたい「篠山神社」です。
名称： 篠山神社 ささやまじんじゃ
住所： 福岡県久留米市篠山町444
電話： 0942-33-3030
駐車場： 無料駐車場あり
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