今回やってきたのは、長崎県平戸市にある松浦史料博物館(まつうらしりようはくぶつかん)です。
博物館には貴重な資料の数々が展示され、平戸の歴史について学べるスポットです。
今回はそんな松浦史料博物館についてご紹介します。
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松浦史料博物館とは?
松浦史料博物館は平戸の高台にあり、平戸城を一望することができるミュージアムです。
博物館は鎌倉時代から長崎県北部を治めた松浦家の旧邸宅をそのまま利用し、館内では松浦に伝わるさまざまな資料を公開しています。
長崎でいちばん歴史がある博物館として知られ、欄間や天井の精緻な意匠など明治時代の建築様式を色濃く残っており、長崎県指定の有形文化財になっています。
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博物館の展示物とは?
平戸藩の藩主である松浦家は安土桃山時代より400年以上の長い歴史を持つ名家であり、その家に伝わる数多くの貴重な資料や品々が展示されているこちらの博物館。
収蔵品は約12,500点にものぼるスケールで、そのうち松浦家歴代当主の画像や茶道具、蒔絵、文書などが展示され、松浦家や平戸の歴史を知ることができます。
中でも特に注目を集めているのが、国の重要文化財となっている「紺糸縅肩白赤胴丸」という甲冑や、長崎県指定有形文化財となっている「松浦家家紋入古旗」などです。
松浦家所蔵の鎧兜や地球儀などのほか、「長篠合戦図屏風」や「蒙古襲来絵詞」「屋島合戦図屏風」など、日本の歴史的なできごとを知る上でとても価値のある資料が展示されています。
・天正3年(1575年)に行われた織田信長・徳川家康の連合軍と、武田勝頼の戦いを描いた「長篠合戦図屏風(Uながしのかっせんずびょうぶ)」
・鎌倉時代の文永11年(1274年)と弘安4年(1281年)、中国の元(げん)が攻めてきた当時の様子を描いた「蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)」
・那須与一(なすのよいち)の「扇の的」で知られる屋島合戦図屏風(やしまかっせんずびょうぶ)
館内は平戸ならではものも多く、中にはフランシスコ・ザビエルが布教活動をしたり、多くの外国船が入国していた時代のキリスト教伝来のものや、平戸出身でアジアの英雄と呼ばれる鄭芝龍(ていしりゅう)に関する史料などもあります。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
敷地内はショップやレストランも
敷地内には史料展示だけではなく、ミュージアムショップやレストランもあります。
ショップでは平戸焼と呼ばれる焼き物やガラス製品などもあり、お土産を選ぶのにもぴったり。
別棟には、キッチン眺望亭というお店があり、歴史ある旧松浦家住宅を間近に感じながらランチやお茶休憩ができます。
史料館のまわりは建物やお庭を見学できる散策スポットとなっており、平戸藩主が創始した茶室では御抹茶と、当時食べられていたお菓子を楽しむことができます。
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まとめ
博物館は平戸の歴史を学ぶにはもってこいの施設で、平戸を拠点として東南アジアとの貿易が行われた、豊臣秀吉・徳川家康の朱印状など、貴重な資料がいっぱい。
歴史ある建物でおいしいお抹茶をいただけたり、ワークショップを楽しめたりできるスポットとなっています。平戸を訪れた際にはぜひどうぞ。
名称: 松浦史料博物館 まつうらしりようはくぶつかん
住所: 長崎県平戸市鏡川町12
電話: 093-741-5545
時間: 8:30-17:30
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
松浦史料博物館のページ
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