今回はやって来たのは、鹿児島県指宿市にある時遊館COCCOはしむれ(じゆうかんここはしむれ)です。
体験型の古代ドームなど歴史を感じられる考古博物館で、歴史好きな方はもちろんお子様の自由研究として家族で遊びに行くのにもおすすめです。
指宿でお出かけ先を探している方はぜひ参考にしてみてください。
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「時遊館COCCOはしむれ」とは?
平安時代の874年、開聞岳の噴火で壊滅したとされる集落跡の橋牟礼川遺跡のとなりにあります。
ここはかつては開聞岳が活発に噴火していたエリアで、集落も噴火でいまも埋もれているとのこと。
敷地内には、噴火で埋没した住居跡をガラス越しに見ることができます。
屋外には史跡公園もあり、竪穴式住居が復元され貝塚が見学できるところもありますよ。
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国指定「指宿橋牟礼川遺跡」とは?
遺跡の歴史は古く、「日本三大実録」という古文書には西暦874年の噴火の記録が書かれています。
現地の地層には縄文時代後期、弥生時代中期などの時期に噴火で降った火山灰が積もっているのが確認でき、その歴史から別名「東洋のポンペイ」とも呼ばれることも。
遺跡からは同じ場所の違う地層から縄文式と弥生式という形が違う土器が見つかったことで、縄文時代と弥生時代には年代的に差があることがはじめて証明されました。
展示コーナーではそんな古代史が特定される根拠となった橋牟礼川遺跡について学ぶことができます。
古代のお墓は、熊本地方は地下式の石室墓、大隅半島の東部は地下式の横穴墓なのに対し、薩摩半島の南部は土を掘ってから埋める土壙墓と明らかに違います。
南から島づたいに渡来人が定着してきたものと考えられていますが、当時の歴史についてまだ全貌は確認されておらず、橋牟礼川遺跡を調べれば当時の生活などより詳しくわかるのではないかと、期待が寄せられている場所でもあります。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
南九州の古代史が見どころ
館内は鹿児島の南部エリアをテーマとしたいわゆる郷土博物館ですが、展示内容も工夫がいっぱい。
南九州の石器時代や縄文時代、弥生時代などの出土品を展示したコーナーでは、約2万4千年前というはるか昔の出来事もわかりやすく知ることができます。
昔の集落がジオラマで再現されていたり食事や服などについても紹介され、古代の暮らしをより身近に感じるられますよ。
館内には他にも橋牟礼川遺跡の出土品はもちろん、親子で楽しめる隼人の展示や体験コーナー、縄文人と弥生人のごちそう対決などユニークなものも多く、大人から子どもまで楽しめます。
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古墳時代の1日を体験できる「古代ドーム」
館内にある古代ドームは広い半円球のスペースに複数の竪穴式住居によるムラが再現され、古墳時代の夜明けからの1日のようすを体験できます。
竪穴式住居の中から外側を見ると、鳥のさえずりや犬の吠える音などリアルに生活している気分に。
光や音の演出で古代の空間を忠実に再現していて、実際に目で見たり、体感しながら歴史を学べるスポットになっています。
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まとめ
いかがでしたか?今回は鹿児島の歴史好きにおすすめしたい「考古博物館 時遊館COCCOはしむれ」を紹介しました。
展示室では現在までに解明されている南九州の古代史について、映像やジオラマなどわかりやすく解説。
さらにはミュージアムティーチャー(展示解説員)による勾玉やキーホルダーづくりのワークショップなど、体験コーナーもあります。
地方の博物館としては展示内容がとても充実している施設で、時間をかけて見学することをおすすめします。
指宿に来られたらぜひどうぞ。
名称: 時遊館COCCOはしむれ 指宿市考古博物館 じゆうかんここはしむれ いぶすきしこうこはくぶつかん
住所: 鹿児島県指宿市十二町2290
電話: 0993-23-1500
時間: 9:00-17:00 月曜休み
駐車場: 無料駐車場あり
時遊館のページ
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