「四海樓」「新地中華街」長崎に来たら絶対に食べるべき!本場のチャンポン【長崎市】
長崎と言えば「ちゃんぽん」 今回はそんなちゃんぽんの本場をご紹介します。
「ちゃんぽん」発祥の四海樓
まずやって来たのは、長崎市内にある「四海樓」です。
1899年(明治32年)から続く中華料理店で、ちゃんぽんや皿うどん発祥の店として有名です。
ちゃんぽんは中国生まれの料理ではなく、こちらの初代店主が当時長崎に来ていた中国人留学生のために作ったもの。
はじめは「栄養もボリュームもある麺料理を」と考案されたものが、今では長崎を代表する食べ物となりました。
四海樓の二階には2000年に改装オープンした「ちゃんぽんミュージアム」があります。
創業当時からの食器などちゃんぽんにまつわる品々が展示され、100年以上の長崎ちゃんぽんの歴史を今に伝えています。
ビル手前の壁は、瓦でできた見事な龍の彫刻があります。
一角には中国の「魔方陣(まほうじん)」が地面に埋め込まれています。
魔方陣とは正方形の升(ます)の中に、6×6の数字の配列があり、縦、横、斜めのどの列を足しても全てが同じ数字の111になるというもの。
マジックスクエアと呼ばれ、現在の数学理論を駆使しても解読できない不思議な数字の配列で、中国では古来より魔よけとして使われています。
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入り口には中国の伝説上の像も
大階段の両側には、順風耳(じゅんぷうじ)と千里眼せんりがん)の兄弟の像が立っています。
順風耳と千里眼は中国に昔から伝わる航海の神様・媽祖の家来で、こちらを訪れる人々の旅の安全を祈願するためにできました。
長崎名物のちゃんぽんはここからはじまった!
長崎ちゃんぽん発祥の地として有名な四海樓です。
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中華のお店がいっぱいの長崎中華街
次にやって来たのは長崎の「新地中華街」です。
こちらは横浜・神戸と並んで日本三大中華街の一つと言われる有名な観光スポット。
長崎の中華街は比較的小規模が小さく、東西・南北あわせて約250mの十字路のエリアです。
道はすべて石畳で舗装されていて、通りには中華料理店や中国産の土産物店など約40店舗が軒を連ねています。
日本が海外との交流を制限していた名残りで長崎には今も中国風の街並みが広がり、日本にいながら中国の雰囲気を体感できたり、美味しい中華料理を食べられます。
長崎中華といえば、やはり「ちゃんぽん」と「皿うどん」
たっぷりの新鮮野菜、魚介の風味が堪能できる逸品は、ぜひオススメです。
中華街には長崎名物のちゃんぽんや皿うどんのお店もいっぱいあります。
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現地には電車やバスのほか、車で行く場合は自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
中華街にある4つの門
通りには中国の歴史をあちこちに感じられる場所があり、中華街の東西南北4ヶ所の入口には朱塗りの中華門が建っています。
東門は青龍(せいりゅう)
西門は白虎(びゃっこ)
南門は朱雀(すざく)
北門は玄武(げんぶ)
それぞれの門は、四つの方角をつかさどる中国の伝説上の動物のモチーフがあしらわれています。
道路を挟んで南門の向かいには湊公園があり、御影石で出来た高さ50センチの石畳舞台や、中国の蘇州の伝統的な建築様式で建てられた石造りの表門・裏門などがあります。
さらに湊公園の近くにあるのが「つりがね堂薬局」です。
外観は壁に大きな梵鐘が埋まったなかなかインパクトがあります。
創業は明治43年の薬局のトレードマークになってます。
軒先に飾られた飛行機のプロペラは昭和初期に戦闘機を寄附した際のお礼の品です。
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まとめ
中国との長い歴史を背景に異国情緒の雰囲気が残るまち。
長崎ならではの中華グルメを堪能でき、風水などパワースポットもある長崎中華街です。
名称:四海樓 しかいろう
住所:長崎県長崎市松が枝町4-5
電話:095-822-1296
駐車場:付近の有料駐車場を利用
四海楼のページ
名称:長崎新地中華街
住所:長崎県長崎市新地町
駐車場:付近の有料駐車場を利用
長崎新地中華街のページ
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