今回は、宮崎県の日向市にある「神武天皇御船出の地」についてご紹介します。
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美々津町にある「重要伝統的建造物群保存地区」
室町時代は日明貿易の港として、江戸から明治・大正時代にかけて廻船問屋の拠点として栄えました。
そんな美々津のまちは今でも商人の家や船、漁師の家屋など伝統的な建物が残っています。
※1986年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
白壁や出格子、虫籠窓など京風の趣があり、上方文化との交流の深さがうかがえます。
むかしの家並みなどを見学しながらゆっくり散策できる、観光におススメのスポットになっています。
神武天皇が安全を祈願した「立磐神社」
海岸近くには記念モニュメントや、護岸にも船のようなオブジェも!?
美々津は、はるか昔の日本神話の時代、初代天皇とされる神武天皇に縁のある町として知られています。
神話によると、神武天皇は紀元前666年に美々津から大和へ向けて出発し、東征が行われたとされています。
こちらは神武天皇が東征にむかうとき、戦勝と航海の安全を祈願したと伝わる神社です。
境内には神武天皇が腰掛けたとされたという「お腰掛け岩」がご神体として祀られています。
日本海軍発祥之地碑
なお、日本海軍といっても戦前の「帝国海軍」ではありません。
日本の海軍の原点は、神武天皇が東征するためにできた船団が最も古いものとされ、出発の地である美々津にこの記念碑ができました。
モニュメントは今から80年以上前の1940年(昭和15年)、神武天皇の即位後、紀元2600年を祝った行事のひとつとして完成。
刻まれた文字は、当時の内閣総理大臣で海軍大将だった米井光政氏によるものです。
記念碑は終戦で進駐軍により破壊されましたが、昭和44年に地元の強い要望のもと、海上自衛隊などの協力を得て復元されました。
モニュメントの横には、戦時中に製造された錨が、海上自衛隊からの寄贈で展示されています。
かつての海軍や、現在も海上自衛隊の艦船の旗として使われている旭日旗がはためいています。
まとめ
宮崎は神秘的なパワースポットがいっぱい。
中でもこちらの美々津は、初代天皇の神武天皇が東征するとき、戦勝や安全を祈願した場所として知られています。
何か願掛けをするときはぜひ美々津を訪れてみてください。古き良き街並みも素晴らしいですよ。
名称: 日本海軍発祥の地碑
住所: 宮崎県日向市美々津町3415
駐車場: 無料駐車場あり
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