今回ご紹介するのは、唐津市厳木町にある環境芸術の森(かんきょうげいじゅつのもり)です。
造園業を営む環境芸術家、鶴田正明さんが30年以上もの年月をかけてできた庭園です。
近年では、新緑や紅葉が山荘のテーブルに映る光景がSNSなどに紹介され、話題となっているスポットです。
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1本の植樹からはじまった森づくり
環境芸術の森は個人で所有している庭を、観光用に開放している施設です。
現地は標高887mの作礼山(さくれいざん)という山奥にある、約30ヘクタールの私有林。
鶴田さんが森をつくりはじめたのは、1980年に当時17歳だった次男が原因不明の病気で亡くなったことがきっかけです。
自身のつらい経験から食物と環境問題について考えた鶴田さん。
「昔の森を取り戻す」という信念のもと、山の地形や自生している植物を活かしながら、長い年月をかけて植樹や森づくりが行われています。
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テーブルに映る芸術的な新緑
入り口近くにある「風遊山荘」は、100年前の建築物の廃材を利用して建てられたものです。
1階は喫茶になっていて、手の込んだ作りの格子天井や飾られた工芸品の数々を眺めながら、コーヒーや甘酒などをいただけます。
窓辺に置かれている漆塗りのテーブルに外の新緑が映り、幻想的な世界が生み出されます。
趣のある広間の大きな窓から見える山の自然の風景に、思わずため息が漏れるでしょう。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
四季折々の美しい森の風景
敷地内にはたくさんのもみじが植えられていて、シーズンになると平日にもかかわらず、多くの観光客で賑わいます。
紅葉の季節には、駐車場に渋滞ができるほどの人気スポットです。
風遊山荘から外に出ると、自然と造園の技術が巧みに調和した美しい森が目の前に広がります。
園内には1万本のモミジの木をはじめ、桜やアジサイなどがある森の散策を楽しむことができます。
特に新緑の季節にはモミジの葉に光がさしてキラキラと木漏れ日が輝き、心地よい風が吹き抜け、爽やかな気分に。
15分コースと30分コースの2つの遊歩道が整備されていて、気軽に自然の偉大さと森の優しさを感じることができますよ。
なかでも樹齢600年、1000年と言われているモミジの大木は圧巻。
森の中には小川が流れ、川のせせらぎや鳥の鳴き声が聞こえる中、自然に溶け込んだかのような癒しの時間を過ごせます。
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まとめ
庭のまわりは遊歩道が整備され、生きた森という感じがする「環境芸術の森」
美しいお庭を眺めたり、気持ちよく森の中を散策でき、また訪れたいと実感できるスポットです。
唐戸市内から車で1時間弱と、ドライブにもちょうどよい距離ですので、ぜひ行ってみてくださいね。
名称: 環境芸術の森 かんきょうげいじゅつのもり
住所: 佐賀県唐津市厳木町平之667
時間: 9:00-16:00
電話: 0955-63-2433
駐車場: 無料駐車場あり
環境芸術の森のページ
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