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近松寺とは?
近松寺(きんしょうじ)は、唐津駅から徒歩で約10分のところにあるお寺です。
まわりには寺院がならぶ西寺町にあり、周辺のお寺と比べても大きな規模で、建物も立派なもの。
臨済宗南禅寺派の寺院として、乾元元年 (1302年)創建の古いお寺です。
名前の由来は「寒山詩」の一節からとされていますが、あの近松門左衛門のお墓があるからでは?と思うほど、、、
唐津藩の最後の殿様として文政元年(1818)に唐津にやってきた小笠原公は寺田百石を寄進し、菩提寺として深く帰依しました。
そんな近松寺には小笠原記念館が併設され、小笠原家ゆかりの品や郷土の偉人達の資料などを展示しています。
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あの有名な近松門左衛門のお墓も
近松寺の境内には、近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)を埋葬したとされる墓があります。
近松門左衛門(1653-1724)は江戸時代を代表する浄瑠璃・歌舞伎の作者であり、「日本のシェークスピア」とも言われています。
近松門左衛門は少年のころ、この近松寺で修行したことから近松を名乗り、一世を風靡たあとも遺言でここに埋葬されたとのこと。
曽根崎心中が有名な近松門左衛門のお墓はお寺の奥まったところにあります。
ちなみに近松門左衛門のお墓は大阪や兵庫にもあるそうですが、こちらはずいぶんと立派なものです。(諸説あり)
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敷地内にはりっぱな庭園
この山門は、慶長3年に寺澤広高(唐津藩初代藩主)により、豊臣秀吉が築城した名護屋城の門を移築して造られたと伝えられています。
木造瓦葺きの本堂には「舞鶴園」と名付けられた庭園があります。
豊臣秀吉に随行した曽呂利新左衛門が、唐津湾の風景を庭園で表現したものと伝えられています。
正面には満島山(唐津城)に見立てた築山があり、左の松が「虹の松原」、右が「西の浜」、白砂を海面に見立てることで唐津湾をあらわしています。
庭園の各所には豊臣秀吉による朝鮮出兵の時の遺物や、華厳の釈迦如来像。
唐津藩ゆかりのお大尽の墓、キリシタン灯籠があったりと、見どころが多いお寺です。
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さらに境内には松浦山聖観音(目洗観音)という観音堂があります。
唐の国に向かう港(唐津)において航海の安全祈願や領内鎮護など、歴代の唐津藩主によって代々信仰されてきました。
お堂にまつられる観音像(目洗観音)は、天平年間(729~749)行基菩薩の作と伝えられています。
まとめ
近松寺は近松門左衛門や曽呂利新左エ門、小笠原公といった方々との縁が深い、唐津の隠れた名所スポット。
敷地内には舞鶴園や目洗観音、唐津6代藩主・小笠原公にちなんだ資料が展示されている「小笠原記念館」など、見どころが多いです。
唐津に来られた際はぜひどうぞ。
名称: 近松寺 きんしょうじ
住所: 佐賀県唐津市西寺町511
電話: 0955-72-3597
駐車場: 無料駐車場あり
近松寺のページ
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