伊万里市の大川内山(おおかわちやま)は焼き物のまちとして有名です。
現在は秘窯の里(ひようのさと)として、約30の窯元が伊万里焼のお皿などを作っています。
今回はそんな大川内山にある権現岳神社(ごんげんだけじんじゃ)をご紹介します。
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山の中腹にある神社
場所は大川内山地区の南にある山の中腹です。
標高約280mのところで、大川内鍋島窯跡から丘のほうに登ったさきにあります。
※鳥居の前にある駐車場は有料のため、車は伊万里・有田焼伝統産業会館に置いてから登っていくほうがベターです。
権現神社坂をのぼっていくと、岳神社の入口である一の鳥居が見えてきます。
さらに2つの鳥居を過ぎると、段々になっている棚田が目の前に広がります。
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「のど」にご利益がある神様
棚田をすぎて三の鳥居を通過し、車道を渡ると四の鳥居がでてきます。
鳥居の横には水汲み場があり、こちらの湧き水は実際に飲むこともできます。
鳥居のそばには、のどの病にご利益がある「のど地蔵」があります。
4つ目の鳥居からさらにつづく石段
4つ目の鳥居をくぐると、やっと参道までたどりきました。
ここからが本番で、その先には何段あるのかわからないくらい!?石段がずーっと山の上まで続いています。
途中から勾配がきつくなるので、普段から運動しない人にとってはとってもハード。
足元にはくれぐれも注意しながら、手すりを使ったり、途中の階段で休みながら少しずつ上りましょう。
体力的にきついですが、、、周りは森林に囲まれていて、マイナスイオンを感じます。
季節によって色々な植物を見ることができ、樹齢300年の杉の木など、神聖な力を感じるパワースポットもあります。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。

岩の中にある神社
やっとの思いで階段を登ると、洞くつのなかに神殿と拝殿が見えました。
こちらは自然にできた洞窟のように見えますが、実際は人の手によって彫ったもの。
社殿に合わせて大きな岩が見事にくりぬかれ、その先に社殿があるという圧倒される光景がひろがります!
神殿と拝殿はゴツゴツした岩の中にあり、見るからに秘境にふさわしいとても神秘的な雰囲気です。
拝殿は横向きに建っていて、ぐるっと回り込んだところが正面となります。
建物は今から約200年前の江戸時代にできたもので、伊万里市の要文化財になっています。
神殿には獅子や龍などこまかな彫刻されていて、歴史を感じられるたたずまいです。
こちらは昔、山伏の修験場として利用され、社殿の向こうは摩崖仏がならんでいます。
この景色を見ることができるなら、がんばって登ってきた甲斐がありますね。
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まとめ
かつて将軍家や諸大名に献上する最高級の磁器「鍋島」をつくる藩の御用窯として、守り続けられてきた大川内山。
そんな焼き物の氏神様をまつっている神社は、体力的にはハードな道のりですがそれだけの価値がある!
大川内山に来られたらぜひどうぞ。
名称: 権現岳神社
住所: 佐賀県伊万里市大川内町1912
駐車場: 伊万里・有田焼伝統産業会館の無料駐車場を利用
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