今回やってきたのは、長崎の街中にある梅園身代り天満宮(ばいえんみがわりてんまんぐう)です。
場所は丸山公園から料亭花月を左へまがると、むかし芸妓さんを手配していた長崎検番さんがあります。
その横にある坂道を少しのぼると、梅園身代り天満宮が出てきます。
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梅園身代り天満宮とは?
今から300年以上前の元禄13年(1700年)にできた神社で、昔から「身代り天神」と呼ばれてきました
名前の由来は、安田次右衛門という人がある夜暴漢に襲われ、左の脇腹を刺されました。
服は裂け、血に染まっているにもかかわらず、自宅に担ぎ込まれた時には不思議なことに身体にはどこにも傷がありません。
その代わりに自宅の庭にあった天神像が左脇腹から血を流して倒れていた、という逸話から呼ばれるようになりました。
以降、小さな天満宮は近くにある花街(丸山町)の氏神様として親しまれ、丸山の芸者さんがよく参拝に訪れるなど、当時から遊女や芸子さんたちの心の支えとなっていました。
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ぶらぶら節のモニュメント
なかにし礼さんの小説「長崎ぶらぶら節」の主人公である丸山芸者、愛八もよく参拝していたゆかりの神社です。
吉永小百合さんが主演の映画「長崎ぶらぶら節」の舞台となった場所で、そのことを記念して境内にはなかにし礼さんの書を刻んだ記念碑があります。
梅の種を願掛けに
遊女や芸者さんたちは、食べた梅の種を捨てることなくこちらに持ってきて、願いを込めて梅塚に納めていました。
梅園という名前のとおり、境内は梅の木に囲まれていて、2月中旬ごろに咲く梅の花を楽しめます。
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現地には電車やバスのほか、車で行く場合は自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
歯痛狛犬(はいたこまいぬ)
歯に痛みがある人は、狛犬に飴(アメ)を食べさせると、身代わりになって痛みが治るというもの。
「飴は袋から出していれましょう」との注意書きもあります。
恵美須石(えびすいし)
常夜灯の基礎部分がエビス様の顔をしている石で、見る角度によっては恵比寿様の笑顔になっています。
拝むと心も身体も美しくなり、なでると金運アップとされています。
臥牛(がぎゅう)
梅塚の前にあり、本殿を向いている撫で牛さんで御神牛とも呼ばれています。
身体の痛いところとおなじ部分を撫でると、その痛みをとってくれたり、頭を撫でると知恵がつくといわれます。
その他にも、撫でるとボケ防止になる「ぼけ封じの撫で牛」や、文字を指でなぞると字が上達するといわれる「天満宮の額」なるパワースポットもあります。
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まとめ
境内には狛犬や撫で牛など、身代りとなってくれるご利益スポットが点在し、大人も子供も楽しめます。
長崎に来られたらぜひどうぞ。
名称: 梅園身代り天満宮 ばいえんみがわりてんまんぐう
住所: 長崎県長崎市丸山町2-20
駐車場:付近の有料駐車場を利用
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