今回やって来たのは長崎県島原市にある西望記念館（せいぼうきねんかん）です。

こちらは島原のシンボルとなっている島原城の敷地内にある、長崎の平和公園の像で有名な彫刻家・北村西望氏のミュージアムです。

今回はそんな北村西望記念館についてご紹介します。

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北村西望氏とは？

長崎は被爆地として知られ、そんな歴史を繰り返さないようにと平和への願いを込めて爆心地にできたのが「平和公園」です。

園内には公園のシンボルとして知られる平和祈念像があり、この像をつくったのが島原出身の彫刻家、北村西望さんです。

そんな北村西望さんに関する資料や作品が集められているのが西望記念館で、島原城に見学に来られた際に長崎にゆかりがある人物を知ることができるスポットとなっています。

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西望記念館とは？

北村西望氏は昭和33年（1957年）に文化勲章を受章し、昭和62年（1987年）に102歳で逝去されました。

そんな北村西望さんの米寿を祝し、昭和47年（1972年）に建てられたのがこちらの西望記念館です。

館内には平和記念像に関する資料のほか、「将軍の孫」など西望さんの代表作や愛用した彫刻刀、その他の道具など約70点を展示。

力強く、見ごたえのある作品群を間近で見ることができる場所です。

北村西望さんは彫刻家として有名ですが、記念館では彫刻だけではなく西望さんが描いた絵画や書も展示されており、彼の芸術家としての多面性が垣間見えます。

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代表作の平和記念像の試作品も

館内に入って目を引くのが平和記念像です。

こちらは平和祈念像の最初のひな型や試作品、彫刻のモデルとなったデッサン等も展示されているのが特徴的です。

長崎平和公園に設置されている平和祈念像がどのようにして完成に至ったのか、像ができるまでの紆余曲折や作品に込める北村氏の思いなど詳しく書かれており、彫刻と合わせてみると作品の見え方がまた違って見えますよ。

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屋外にも作品を展示

記念館は島原城のちょうど裏側、巽の櫓にあります。

西望作品は館内の展示がメインとなっていますが、館外にも「天草四郎像」「若き日の織田信長」「自由の女神」などの作品も展示されています。

「日蓮上人」「獅子吼」「人類の危機」といったインパクトのある作品も展示され、館外でも鑑賞できるのもうれしいポイントとなっています。

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まとめ

いかがでしたか？、今回は島原にある「西望記念館」について紹介しました。

島原城の一角にあり、一見気づきにくい穴場スポットですが、屋内・館外でも北村作品を楽しむことができ、平和記念像の制作過程など知られざるドラマの一部を学ぶことができます。

平和記念像以外にも多数の彫刻作品が展示されているので、お気に入りの作品を見つけるのもまた楽しいですよ。島原に来られた際はぜひどうぞ。

名称： 西望記念館　せいぼうきねんかん
住所： 長崎県島原市城内1丁目1183-1 島原城内
電話： 0957-62-4766
時間： 9:00-17:00
駐車場： 有料駐車場あり
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