今回ご紹介するのは、宮崎県日向市にある大御神社(おおみじんじゃ)です。
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大御神社とは?
主祭神は天照大御神で、別名は「日向のお伊勢さま」と呼ばれています。
海岸線にあるめずらしい神社で、岩の上に建つ境内からは日向灘の絶景を見渡せます。
初代天皇とされる神武天皇が参拝され、武運長久と航海安全を祈願されたと伝えられている由緒ある神社です。
本殿などは国登録有形文化財に登録されています。
君が代で有名な「さざれ石」
参拝したあと海岸を少し歩くと、境内の奥のほうに「さざれ石」群が広がっています。
「さざれ石」とは地質学的な名称ですが、国歌「君が代」に出てことでも有名。
今から約2000万年前、山から流れてきた大量の石ころが河口の近くにたまって、長い年月の間に大きなかたまりになりました。
しめ縄のある石もふくめ、周辺の一帯が「さざれ石」で形成されていて、その広さは日本で最大規模とされています。
なかでも「神座」という周囲30m、高さ4mの巨大な岩もあり、そのスケールは圧巻です。
2019年にはラグビーワールドカップのため宮崎合宿を行なっていた日本代表がこの神社を訪問。
リーチ主将のもと、こちらの「さざれ石」の前で選手とスタッフ全員で「君が代」を斉唱したことで有名になりました。
縄文時代につくられた「龍のたまご」
神座の脇には、岩のくぼみに「龍のたまご」と呼ばれる丸い岩がすっぽりと収まっています。
くぼみには水がたまっていますが、中にある石の直径は約1メートルほど。
自然石ではなく、約5000年程前に人工的に作られたものであることがわかりました。
くぼみの上には丸い壁面や線が刻まれ、これが「龍」を表現したものとされています。
こちらはかつて縄文時代の人々が岩を刻んで、龍神に祈りをささげていた古代遺跡です。
海岸にある巨大な亀石
さざれ石群と反対側の海岸には、亀の形をした亀岩が三つあります。
こちらは「鶴は千年、亀は万年」ともいわれる亀ちなんで、長寿をまっとうできるパワースポットとされています。
鵜戸神社と昇り龍
大御神社に参拝したあとは、ぜひ同じ敷地内にある「鵜戸神社」への参拝もオススメ。
歩いて5分ぐらいの参道があり、やがて亀岩が見えてきたらその先に鳥居が出てきます。
鳥居の先から急に道が狭くなり、海岸に向かって降りて行きます。
大人1人が通れるほどの岩場の階段をおりていくと、鵜戸神社があります。
岩場の洞窟の奥に鳥居があり、こちらはまるで本家「鵜戸神社」のミニ版のような雰囲気。
洞窟の中にある祠(ほこら)は五柱を御祭神として祀っていて、安産や交通安全などの御利益があります。
さらにお参りをしたあと、入口を振り返ると洞窟に差し込んでくる日の光がとても幻想的です。
こちらは岩場の隙間から見える太陽の光が、天に昇る龍の形に見えるのです。
実際は、光が差し込んだ時に登り龍に見えるよう人工的に掘られた洞窟なのです。
こちらの龍も先ほどの「龍のたまご」と同様に、古代の人々による龍神信仰によってつくられました。
大御神社のさわやか雰囲気と違い、とっても神秘的な雰囲気の神社です。
まとめ
海に面した場所にあり、のぼり龍の洞窟など見どころがいっぱいの「大御神社」
きれいな柱状節理(オルガンパイプ)や君が代に出てくるさざれ石など、地球の雄大さを感じられる!
目の前にひろがる大海原の絶景や、太古の人々による龍信仰などの歴史ロマンも体感できます。
日向で有名なパワースポットの神社です。
名称: 大御神社 おおみじんじゃ
住所: 宮崎県日向市日知屋1(伊勢ケ浜海水浴場のそば)
電話: 0982-52-3406
駐車場: 無料駐車場あり
大御神社のページ
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