今回やって来たのは、大分県大分市にある「南蛮BVNGO交流館」です。

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南蛮BVNGO交流館とは？

BVNGOは大分の昔の地名を意味する豊後（ブンゴ）の意味で、中世ヨーロッパの地図に記された、九州北部を指すラテン語が語源です。

交流館があるのは今から約400-500年前の戦国時代、キリシタン大名だった大友宗麟の館跡です。

1996年頃に発見され、今もなお発掘調査が行われている国指定の史跡です。

大友宗麟が政治を行なっていた当時、豊後の中心地だった館は当時の大名屋敷の中でも最大級とされる面積と規模を誇っていました。

そんな館跡にできた7南蛮BVNGO交流館」は、2018年の秋にオープン。

かつての戦国時代、長崎や佐賀、福岡、熊本まで支配地とする九州最大の大名だった大友宗麟をテーマに、宗麟の生きた時代を体感できる施設としてできました。

館内は交流ゾーンや歴史ゾーン、シアター、茶の湯、庭園デッキの5つに分かれています。

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大友宗麟の歴史を学べる「交流ゾーン」

ガイダンスコーナー

交流ゾーンは、大友氏や宗麟の業績を分かりやすく展示しています。

かつて大分を拠点に九州の広い地域まで影響力を持って大友宗麟。

大友氏２１代の領主だった宗麟は、フランシスコ・ザビエルを通じてキリスト教の布教を許したり、ポルトガル船の寄港による南蛮貿易で莫大な利益をあげ、大きな町をつくりました。

そんなキリシタン大名だった大友宗麟のもと、西洋の文化を取り入れるなど外国に対して開かれた場所だった大分について紹介されています。

衣装コーナー

大友宗麟をはじめ、宣教師フランシスコ・ザビエルなどの衣装を着て、記念撮影ができます。

子供サイズや姫君の衣装もあるので、小さなお子さんにも楽しめるコーナーとなっています。

体験コーナー

遺跡からの出土した情報のもと、庭園がきれいに復元されています。

また、交流館ではＰＶによる映像が流されていて、想像力豊かに当時に思いを馳せることができますよ。

ダイナミックな「歴史ゾーン」

床の間をイメージした空間でリアルに映像化された大友宗麟が、戦国時代の豊後のことや自らの半生を語ってくれます。

わかりすい映像を通して大友宗麟が日本だけでなく世界に目を向けていたことなど、功績と大分の町の歴史がよくわかる内容となっています。

文字や絵だけではなく、映像イメージで大友宗麟を知ることができる貴重なコーナーです。

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450年前の大友氏館がCGでよみがえる

シアターゾーンでは20年にわたる大友氏館遺跡の発掘調査でわかった、450年前の大友氏館や豊後府内の町並みを上映。

CGで再現した映像を縦2.２ｍ、横3.８ｍの大型スクリーンで体感出来ます。

茶の湯の達人でもあった大友宗麟

かの千利休に「なかなかの数寄者」と言わしめたとされる大友宗麟。

ちなみに数寄者とは、茶の湯の心得がある人のことで、茶道や能などの文化人を京都や大阪から招くなど、文化人としても知られた戦国大名でした。

「茶の湯ゾーン」は戦国時代の茶室をイメージした立体展示室で、茶の湯文化に触れることができます。

茶室内には、実際に出土した16世紀後半の茶碗も展示されています。

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戦国最大の規模を誇る大友氏の庭園

庭園デッキからは、1998年に発掘された東西６７ｍ、南北３０ｍという広大な大友氏館跡庭園を一望することができます。

また、後世に手が加えられていない、当時の状態そのままの庭園は全国的にも珍しく、将来的には復元計画も予定されています。

まとめ

「南蛮BVNGO交流館」は九州の戦国大名・大友宗麟が生きた時代を、見て触れて感じることができる体感型の施設。

館内では西洋で唯一、王と呼ばれた豊後王・大友宗麟のことや、南蛮と言われた欧州との交流の歴史について楽しく学べるスポットです。

大友宗麟が治めた豊後の地で、戦国時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

名称： 南蛮BVNGO交流館 なんばんぶんごこうりゅうかん
住所： 大分県大分市顕徳町3丁目2-45
時間： 9:00-17:00　火曜休
電話： 097-578-9191
駐車場： 無料駐車場あり
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