今回やって来たのは、福岡県北九州市にある森鴎外(もりおうがい)の旧居です。
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森鴎外(もりおうがい)とは?
森鴎外は日本における明治・大正期の小説家として知られています、
またその他にも評論家や翻訳家、教育者、陸軍のお医者さん、国立博物館総長や官僚など、さまざまな肩書きがあるエライ方です。
そんな森鴎外は幼少の頃から神童と呼ばれ、5歳で漢字、8歳で蘭学(日本に入ってきたヨーロッパの学問)、10歳でドイツ語を学び、11歳でドイツ語で授業が行われる現在の東京大学医学部に入学しています。
明治17年から21年ドイツに留学したあと、帰国後はさまざまな分野に才能を発揮するなどマルチに活躍したすごい人です。
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鍛治町にある「森鴎外旧居」
文豪として知られる森鴎外は旧陸軍の軍医だったため、各地に赴任。
小倉では第12師団の軍医部長として任命され、3年近く軍医として過ごしながら執筆活動もしていました。
森鴎外が小倉で暮らした前半の1年半ほどは鍛冶町にあるこちらの「森鴎外旧居」に住んでいて、後半は京町の住居で暮らしていました。
なお、小倉駅前にある京町の跡地には、森鴎外京町住居跡碑があります。
ビルが多い小倉の飲み屋街の一画にひっそりと建つ一軒家で、ここだけ異世界のように立派です。
建物は明治30年頃に建てられた木造瓦葺きの平屋建てで、昭和57年にほぼ当時の様子に復元され現在の場所に移転されました。
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現地には電車やバスのほか、車で行く場合は自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
敷地の中に入ってみると、、、
敷地内でまず真っ先に目に入ってくるのが、住居の入り口にある森鴎外の「胸像」です。
この胸像は文化勲章受章の彫刻家、中村晋也氏によって製作されました。
落ち着いた雰囲気がある昔ながらの木造家屋で、内部は無料で見学することができます。
立派な旧居で、分かりやすい説明や年表などの資料も展示されています。
彼の短編小説「鶏」はこの屋敷が舞台となっていて、関連の資料もありますよ。
執筆に使ったとされる奥の部屋は8畳の座敷で、部屋から見える庭には百日紅(さるすべり)と夾竹桃(きょうちくとう)がそのまま残されています。
森鴎外がかつて見た同じ景色を眺めながら、日本を代表する文豪がここで暮らした日々を想いながらゆっくり過ごせます。
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生誕100周年記念にできた「森鴎外文学碑」
建築家の谷口吉郎氏によってつくられた珍しい六角形の「森鴎外文学碑」
小倉城の近くを流れる紫川があり、その紫川にかかる橋のひとつが「鴎外橋」と呼ばれています。
別名は水鳥の橋とも呼ばれ、水鳥が羽根を広げている姿をモチーフにした個性的なデザインの橋です。
そんな鴎外橋の近くにある文学碑は、小倉をテーマにした森鴎外の小説「独身」に出てくる「橋のたもとにある広告が貼られた円柱」をモチーフにつくられました。
六角形の塔で、碑面には「小倉日記」や「二人の友」などの作品の一節が刻まれています。
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まとめ
いかがでしたか?今回は、北九州の街中にある森鴎外旧居についてご紹介しました。
森鴎外という歴史上の人を、身近に触れることができるレアな資料館。
まるで昔にタイムスリップしたかのような森鴎外が過ごした場所と、貴重な資料の数々を見学できるスポットです。
北九州に来られた際はぜひどうぞ。
名称: 森鴎外旧居 もりおうがいきゅうきょ
住所: 福岡県北九州市小倉北区鍛冶町1丁目7-2
電話: 093-531-1604(北九州市文化企画課)
時間: 10:00-16:30 月曜休み
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
森鴎外旧居のページ
名称: 森鴎外文学碑 もりおうがいぶんがくひ
住所: 福岡県北九州市小倉北区城内1
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
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