天草の道を走っていると、突然現れるのが巨大な巻貝かピラミッドのような!?ユニークなかたちの建物が出てきます。
天草を望む海と青い空に映えるちょっと場違いな!?まっしろな円錐形の建物。
今回は、そんな三角港フェリーターミナルをご紹介します。
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ピラミッドはフェリーの待合所
三角港のフェリーターミナルは「海のピラミッド」という愛称で親しまれている建物です。
大きな巻貝をイメージした!?巨大な外観で、まさか地名の三角(みすみ)にちなんで三角形のシンボル的な建物にしたのでは?と言われるほど、、、
三角港は島原方面へのフェリーの発着があり、天草エリアの海の玄関口として交通の要所になっています。
そんな三角港フェリーターミナルの待合室として使われている巨大なサザエ型の建物は、三角港のシンボルとして「くまもとアートポリス」の一環で建築されました。
なお、「くまもとアートポリス」とは環境デザインに対する関心を高め、後世に残る文化的資産をつくるというコンセプトで行われた熊本県の事業です。
建築したのは地元、熊本出身の建築家、葉祥栄(ようしょうえい)さん。
高さ約25m、直径34mの円錐形のコンクリート打ちっぱなしで、頂上はガラス張りになっています。
自然光を効果的に取り入れた設計で、昼は自然光を取り込み、夜は逆に中からの光が発光しているかのように輝いて見えます。
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展望台からの眺めは最高!
フェリーの待ち時間には、ぜひ上まで登ってみましょう。
建物には外側にも中側にもらせん状のスロープがあり、ぐるぐるまわって天草の景色を360度、楽しみながら上の展望台まで行くことができます。
下りは中側の通路を降りてくるなど、行きと帰りは別コースでどうぞ。
巻貝の頂点部分は展望台になっていて、三角駅や三角の街並みなどのどかな港の景色が広がります。
また、反対側は向かいの戸馳島(とばせじま)や、天草の海と海峡を通る船などの景色も一望できます。
ここから眺める海や島々の景色が、心地よい風とともに最高です!
熊本駅から三角駅まで観光特急「A列車で行こう」が運行されており、熊本から三角駅と港を経由して天草を旅するプランも人気。
フェリーの待ち時間に登れるぐらいの高さなので、ぜひ登って天草の風景を楽しみましょう。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
周辺には観光できるスポットも
海のピラミッド周辺にも観光できる場所がたくさんあります。
明治32年(1899年)に開業したJR三角駅は改装されてますが、アートな格子天井のある洋風建築の駅舎は、明治レトロな町・三角の玄関口としてふさわしい趣のあるたたずまいです。
三角港には海のピラミッドがある東港(ひがしこう)に対し、世界遺産にも登録されている石造りの港、三角西港(みすみにしこう)があります。
三角西港は明治20年(1887年)に開港し、日本で唯一、当時のままの姿が残っている歴史的にも大変価値のあるスポットです。
関連記事:明治レトロな雰囲気を体感!世界遺産にもなっている三角西港【宇城】
海のピラミッドにはコンパクトな道の駅も隣接していて、天草のお土産なども買うことができます。
レトロ感のある駅舎や、のどかな天草の景色を眺めながらの散歩がオススメです。
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まとめ
三角港フェリーターミナル「海のピラミッド」はJR三角港からも徒歩数分と近く、世界遺産の「三角西港」からは車で約5分ほどの場所にあります。
天草観光の玄関口として、三角西港の観光に際にも立ち寄れるスポットです。
名称: 三角港フェリーターミナル 海のピラミッド
住所: 熊本県宇城市三角町三角浦1160−177
アクセス: JR三角駅から徒歩約3分
駐車場: 無料駐車場あり
三角港フェリーターミナルのページ
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