熊本大学は熊本県唯一の国立大学で、また、豊かな自然の中にあるキャンパス内には4つの国指定重要文化財があるなど、伝統と歴史がある大学です。
キャンパスには五高記念館などの歴史文化財や、夏目漱石の銅像、ラフカディオ・ハーンの碑などもあり、散策を楽しむことができます。
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夏目漱石の銅像と句碑
大学の構内は自由に出入りができ、敷地内を散策していると立派な夏目漱石の銅像と碑が出てきます。
漱石の銅像は1962年に、熊本五高が開校75周年の記念として建てられました。
旧制の第五高等学校は現在の熊本大学のことで、夏目漱石や小泉八雲などが教師として教鞭をとった学校として知られており、歴代総理大臣の池田勇人、佐藤栄作なども卒業しています。
夏目漱石は、吾輩は猫であるや坊ちゃんといった現代でも多くの人に知られる近代日本文学の作家としてとっても有名な方ですね。
小説を発表する以前、夏目漱石は5年間、五高の教授として生徒に英語を教えていました。
そんな夏目漱石の銅像は左手を伸ばしており、その左手に頭を撫でてもらうと頭がよくなるといわれています。
行った際は、ぜひ撫でてもらいたいですね。
像の横にある句碑には、五高第10回開校記念日に夏目漱石が読んだ祝辞の一説が彫られています。
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ラフカディオ・ハーンの碑とリーフ
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は明治のころ英語教師として来日し、日本文化のすばらしさを世界に広めた人です。
ギリシャで生まれ、アイルランドで育ったラフカディオ・ハーンは40歳の時に来日します。
その6年後には日本国籍を取得し、小泉八雲と名乗ることに。
そんなラフカディオ・ハーンも熊本大学の前身、五高の英語の教授をしており、構内に残るリーフは2004年、小泉八雲の没後100回忌に建てられました。
碑には1894年に英語で演説した内容の一部が彫られています。
熊本大学のシンボル!赤門と五高記念館
五高本館と同じ時期に建てられた、赤いレンガの表門は「赤門」と呼ばれています。
とても美しい門で、五高記念館と同じく1969年に国の重要文化財に指定されました。
旧制第五高等学校の赤レンガの本館は明治22年に完成。
100年の歳月を経た今も当時の姿をとどめ、現在は五高記念館として公開されています。
熊本大学の代名詞ともなっているほど美しい建物で、緑多いキャンパスとレンガづくりの建物がよく似合います。
夏目漱石や小泉八雲が教員をつとめたかつての旧制五高の校舎は、レンガ造りで重厚感があり、いかにも古き良き時代の大学の雰囲気が今に残っています。
そんあ五高記念館は内部を見学することもでき、中に入るととってもおごそかな雰囲気。
歴史の詳しいパネル展示や、当時を再現した教室もあり,時期ごとの企画展示も行われています。
夏目漱石などの偉人達に思いを馳せ、荘厳な気持ちになりますよ。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
まとめ
そんな大学のキャンパス内は緑も多く、国指定重要文化財の赤門や夏目漱石の銅像、五高の教授を務めていたラフカディオ・ハーンの碑など見所も多く散策も楽しめます。
他にも、国指定の重要文化財となっている化学実験場や、登録有形文化財の事務局本館などもありますよ。
熊本に来られた際はぜひどうぞ。
名称: 熊本大学 くまもとだいがく
住所: 熊本県熊本市中央区黒髪2丁目39-1
電話: 096-344-2111
時間: 8:30-17:30 土・日休み
駐車場: 無料駐車場あり(受付にて許可証の発行が必要)
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