九州の最北端にある「部埼灯台」です。
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九州に現存する最古の洋式灯台
1日に千隻以上の船が出入りし、昔は海の難所として有名な、関門海峡の東の玄関口にある灯台です。
駐車場から少し登った高台にあり、白い御影石でできた重厚で美しい灯台です。
慶應3年(1867年)に幕府が神戸を開港することを決めたとき、全国に設置された5ヶ所の灯台のうちの一つ。
「灯台の父」と呼ばれる英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により明治5年に建てられ、九州に現存している洋式灯台としてはもっとも古い灯台です。
この灯台は明治28年に輸入されたフランス製のレンズで動いていて、複雑で美しい回転式レンズは120年たった今も現役で光を発し続けています。
高台からの眺望はすばらしく、対岸の下関や周防灘の景色が望めるスポットです。
灯台の横には巨大な電光掲示板(部埼潮流信号所)があり、関門海峡を航行する船舶に潮流の状況を知らせています。
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海に向かってたいまつを持っている像
灯台に登る駐車場近くにあるのは、巨大な自由の女神像!?
1972年にできた僧「清虚」の像です。
僧清虚(そうせいきょ)は実在の人物で、灯台ができる前の部埼沖で多くの人が遭難していることを知り、この難所から人を救おうと燈明台を建てました。
以来、74歳で亡くなる1850年までの13年間、雨の日も風の日も休むことなく徹夜で焚き火を燃やし続けました。
清虚の死後、その意志は村人に引き継がれ、明治5年に部埼灯台ができるまで続けられたそうです。
灯台の近くには、航海の安全を願い13年間火を焚き続けた僧清虚の偉業をたたえて復元された火焚場の跡もあります。
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まとめ
九州の玄関口に自由の女神!?
明治時代から約150年の長い間、行き交う船舶を見守る部埼灯台と、僧清虚の像です。
名称:部崎灯台 へさきとうだい
住所:北九州市門司区大字白野江
駐車場:無料駐車場あり
部崎灯台のページ
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