「田島神社」いざ大陸に向けて出発！航海の安全を祈った県内最古の神社【呼子】
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今回は、佐用姫伝説ゆかりの神社として知られる「田島神社」について紹介します。
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「田島神社」とは？
田島神社は、佐賀県唐津市の呼子町にある神社です。
加部島という島にある神社ですが、橋がかかっているので車で気軽に行くことかできます。
主祭神は商売や海上交通の守護神で、宗像大社とおなじ三柱の女神様（宗像三女神）を祀っています。
神社の歴史は古く地元では「田島三女神」と呼ばれていたり、加部島も昔は姫神島という名前だったことから、宗像三女神とつながりがあったと考えられています。
神社がある加部島は壱岐、対馬を経由して大陸につながる交通の要衝にあります。
そのため歴史的にも、遣隋使や遣唐使、白村江の戦、元寇の役、秀吉の朝鮮出兵などの出発港などにもなってきました。
昔から海や大陸とのつながりが深い加部島にある田島神社は九州でも最も古い神社のひとつと言われていて、鎌倉時代の頃までは肥前国一の宮の地位があったとされています。
ご利益は宗像大社と同じく商売、海上交通の神様として古くから航海の安全を願って地元の海運や漁業に関係する人たちの崇敬を集めています。
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「松浦佐用姫」の伝説
石段を上がると田島神社の拝殿の左手には朱色の佐用姫神社（さよひめじんじゃ）があり、佐用姫というお姫様がまつられています。
今から約1450年ほど前のこと、松浦の里にいた大伴狭手彦は豪族の娘である佐用姫に恋をします。
上の写真は、佐用姫の出身地とされる厳木町にある佐用姫の像です。
しかし、大伴狭手彦は新羅出兵に旅立つこととなり、2人は離れ離れになってしまいます。
夫との別れに耐え切れず、加部島で七日七晩泣きはらした末に佐用姫が悲しみのあまり石になってしまったとされ、伝説にちなんだ石（望夫石）が祀られています。
上の写真は、同じ加部島の「風の見える丘公園」にある佐用姫の像です。
そんな日本三大悲恋の一つ「松浦佐用姫」の伝説が残されている佐用姫神社では、この石にお祈りごとをすると意中の人と結ばれると言われています。
恋愛運がアップする縁結びのパワースポットとして知られる田島神社。
片思いの相手や気になる人がいるという方はぜひ田島神社の「望夫石」に、縁結び祈願をしてみるのはいかがでしょうか。
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
あの豊臣秀吉に関するスポットも
社殿の裏手には「太閤祈念石」という石があります。
巨大な岩が真っ二つになっていてインパクトがあります。
朝鮮出兵の際、豊臣秀吉が必勝祈願をしたあと、槍を突きたてたところ秀吉の気迫で割れたという伝説が残る巨石です。
今話題の大ヒット人気漫画「鬼滅の刃」にも「太閤祈念石」に似た石がでてくるということで、聖地巡りをする人が増えているのだとか。
結構大きい石で、迫力満点！ぜひそのパワーを体感してみてくださいね。
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まとめ
いかがでしたか？今回は佐用姫伝説ゆかりの神社として知られる「田島神社」について紹介しました。
小高い丘の上にある御本殿から漁船が見えるのどかな風景。
海の近くにあり、港町の景色も印象的です。
海運、大漁の祈願所として港に面して鳥居が建っていて、社殿から階段を下るとそのまま海に出ることができるなど、海との関係が深い神社だということが分かります。
約千年前とされる佐賀県最古の肥前鳥居があり、長い歴史を感じることができるスポットです。
自然豊かな加部島に位置する田島神社で、神様のパワーを存分にもらいましょう。
名称： 田島神社 たしまじんじゃ
住所： 佐賀県唐津市呼子町加部島3965-1
電話： 0955-82-3347
駐車場： 無料駐車場あり
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