今回やって来たのは、福岡市博多区にある聖福寺(しょうふくじ)と妙楽寺(みょうらくじ)です。
2つのお寺はともに博多駅にほど近い寺町にあり、それぞれお茶の伝来やういろうの発祥など長い歴史があるお寺です。
今回はそんな2つのお寺についてご紹介します。
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聖福寺とは?
聖福寺は福岡市博多区にあるお寺で、日本最初の本格的な禅寺として知られています。
場所は地下鉄祇園駅から徒歩5分ほどのところにあるのでアクセスもよく、気軽に行くことができます。
このエリアは都市の中心にありながらも歴史的な雰囲気で、境内は樹木や苔など緑があふれる空間がひろがり、都会の喧騒から離れた場所で落ち着いた雰囲気に包まれています。
この寺は、臨済宗の開祖・栄西によって創建された日本で最初の禅寺です。
境内は広大な敷地があり、その中には仏殿や鐘楼、禅堂など、多くの歴史的な建造物や文化財が点在しています。
敷地内は四季折々の風情を楽しむことができ、特に春や秋には多くの人々が訪れる人気スポットとなっています。
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お茶の伝来地として伝わる場所
このお寺は、日本最初の禅寺としてだけでなく、日本にお茶が伝来した場所として有名なスポットとなっています。
その昔、臨済宗の開祖・栄西が宋(現在の中国)からお茶を持ち帰り、寺の境内や背振山などに植え、栽培がはじまりました。
脊振山には栄西が栽培したとされる茶畑が今も残されてます。
栄西は全国にお茶を普及させる活動もおこない、日本の茶の文化を創始した人物として知られています。
そんな聖福寺の敷地内には、脊振山がら移植された茶の木があり、日本の茶文化や歴史において非常に重要な役割を果たしてきたことについて説明がされています。
妙楽寺とは?
こちらは博多区にある臨済宗の寺院です。
妙楽寺は鎌倉時代の1316年に創建されたお寺で、最大の特徴である細長い伽藍は、江戸時代に再建された当時のものが残っています。
こちらの妙楽寺ではいくつもの歴史的な建築技法を見ることができ、中でも特徴的なのが「博多塀」です。
これは豊臣秀吉が九州平定を行った際に、戦いで多くのものが焼け落ちてしまっていた博多の復興させる際につくったものとされています。
当時、焼け残った石や瓦などをリサイクルすることで新たに塀が作られたと言われています。
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ういろうが伝来した地とされる場所
境内には「ういろう伝来之地」と刻まれた石碑が立てられており、妙楽寺は和菓子「ういろう」伝来の地とされています。
ういろうはもともとは中国から渡ってきたもので、当時はお菓子ではなく、苦い胃腸薬を食べやすくするために米粉で作ったお菓子として一緒に食べていたものだったとか。
ういろうは現在、名古屋や山口などで有名ですが、実はその起源は福岡にあったとされるものです。
ういろうの発祥には諸説ありますが、一つの説として楽しみながらこのお寺を見学してみてください。
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まとめ
いかがでしたか。博多は駅周辺もさまざまなビルが立ち並ぶ近代的な場所ですが、少し奥に入ると歴史を感じられるスポットもある魅力的なエリアです。
中でも日本最初の禅寺とされる聖福寺や「ういろう」発祥の地とされる妙楽寺など、見どころがいっぱいです。
福岡空港からもアクセスしやすい場所にあり、県外からの旅行客の方も楽しめます。福岡の博多に来られた際はぜひどうぞ。
名称: 聖福寺 しょうふくじ
住所: 福岡県福岡市博多区御供所町6-1
電話: 092-291-0775
時間: 8:00-17:00
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
聖福寺のページ
名称: 妙楽寺 みょうらくじ
住所: 福岡県福岡市博多区御供所町13-6
電話: 092-281-4269
駐車場: 付近の有料駐車場を利用
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