今回やって来たのは、長崎県平戸市にある「平戸オランダ商館」です。

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平戸オランダ商館とは？

長崎県の平戸は今から470年以上前の安土桃山時代、1550年のポルトガル船による入港を皮切りに、オランダやイギリスと貿易を行うなど、西洋貿易の街として栄えていました。

そんな平戸にあるのが「平戸オランダ商館」です。

こちらはもともと「1639年建造倉庫」と呼ばれる建物でした。

1609年、江戸幕府から貿易を許可された東インド会社によって東アジアにおける貿易拠点が平戸につくられました。

その後、貿易が盛んになったことで建設された倉庫のうち、最も大きかったのがこちらの「1639年建造倉庫」です。

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約370年ぶりに復活したオランダ商館

平戸にあった貿易拠点は1641年に幕府による鎖国政策で長崎の出島に移転するまで、オランダとの貿易港として賑わっていました。

しかし島原の乱によってキリスト教は禁止となって全ての建物が取り壊され、1640年に平戸からオランダ商館はなくなることに。

そんな石造りの倉庫を平成23年（2011年）に復元したものが、現在の平戸オランダ商館です。

こちらは日本で初めての石造りでできた西洋風の建造物で、外観や構造はオランダ、屋根などの一部は日本の建築技術が使われた和洋折衷の建物です。

館内では当時に関するさまざま資料が展示され、オランダと平戸の歴史が分かる場所となっています。

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オランダとの交易がわかる展示

階段の近くに入口があり、中に入ると平戸とオランダの交易の歴史について貴重な資料の数々が、展示されています、

1階では、主に陶器や文書などが解説文とともにわかりやすく展示。

館内では他にも1612年の平戸港を描いた最古の絵図や、倉庫があった当時の建造部材であるVOCアーチ石などがあります。

巨大な地球儀はプロジェクションマッピングになっていて、年代ごとの主な貿易品がわかるなど、オランダとの歴史を楽しく学べます。

2階は絵画などさまざまな企画展示が行われるイベントコーナーとなっています。

1階は角材、2階は丸太で造られているという珍しい建築構造も必見です。なお、館内は、撮影OKとなっています。

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オランダ商館付近の見どころとは？

平戸オランダ商館は館内の展示のほか、屋外を散歩しながら楽しむことができます。

中でも、オランダ井戸は当時のものがそのまま残っているというから驚きです。

商館と市街地との間に建てられていたというオランダ塀は、商館が火災になることを防ぐために建設された言われています。

裏側にある山をのぼると平戸の風景が広がっており、散策にぴったりです。

オランダ商館のアクセスとは？

オランダ貿易の拠点だった当時の雰囲気を感じることができる白いオシャレな建物。

そんな平戸オランダ商館は平戸の街並みからすこし離れたところにあるため、あまり人がいない穴場スポットとなっています。

施設には障がい者用の駐車スペースしかないため、駐車場は平戸港ターミナルの近くにある平戸港交流広場の有料駐車場に停めて、10分ほど歩く必要があります。なお、有料駐車場は2時間まで無料です。

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まとめ

いかがでしたか？今回は平戸にある「平戸オランダ商館」についてご紹介しました。

かつての日本では鎖国政策が行われる以前に、平戸が唯一、海外との接点となった時代がありました。

そんな平戸にあり、日本とオランダの貿易の歴史を学ぶことができるのが「平戸オランダ商館」です。平戸に来られた際はぜひどうぞ。

名称： 平戸オランダ商館　ひらどおらんだしょうかん
住所： 長崎県平戸市大久保町2477
電話： 0950-26-0636
時間： 8:30-17:30
駐車場： 付近の有料駐車場を利用
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