今回ご紹介するのは、テレビでしか見た事のないディープな世界。
超キケンな密輸品と、それを水際で防ぐ税関の重要性を学べる資料室のご紹介です。
旧門司税関(きゅうもじぜいかん)
まずやって来たのは、JR門司港駅から歩いて約5分のところにある旧門司税関です。
こちらは明治45年にできた赤煉瓦の美しい建物で、昭和初期まで税関庁舎として使用されていました。
現在は北九州市によって平成7年に修復され、1階は展示室やカフェなど、2階にはギャラリーや展望台があります。
税関とは海外から国内に持ち込む品物を手荷物検査場などの水際でチェックを行う所。
九州には税関が2ヶ所あり、門司税関は福岡や佐賀など九州の東半分を、長崎税関が西半分をそれぞれ管轄しています。
なお、旧門司税関の建物にちなんで、こちらの1階には税関で実際に摘発された品物を展示した税関広報展示室があります。(入場無料)
(1)偽ブランドのコピー商品
国内への持ち込みが禁止されている偽ブランドのバックやアクセサリーなど、いわゆるコピー商品です。
本物と偽物を比較して展示されています。
押収された偽ブランド品の数々は、本物と全く区別できないくらいよくできたものが多いです。
(2)拳銃や麻薬など
けん銃や麻薬、覚せい剤などを密輸する手口をサンプルと共に展示しています。
スーツケースや歯磨きチューブの中など、スパイ映画さながらに隠し方は実にさまざま。
持ち込む側と摘発する側の知恵比べの攻防が繰り広げられています。
さらに、普段はテレビのニュースでしか見たことがない覚せい剤や大麻、その他様々な危険薬物類のサンプルを展示しています。(もちろん模造品です)
(3)毛皮・象牙など
絶滅のおそれのある野生動植物を保護することを目的とした「ワシントン条約」で国内への持込みが規制されています。
トラの毛皮や象牙など、条約に違反する物は全部摘発されます。
北九州は地理的に外国と近く、海外からの持ち込みの量も多いため、様々な摘発がなされている門司税関です。
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長崎税関(ながさきぜいかん)
次にやって来たのは、長崎の出島近くにある長崎税関です。
館内の1階に資料の展示室があり、誰でも無料で見学できます。
こちらでもテレビでしか見たことがない密輸入の手口について展示。
書籍やぬいぐるみなどを使って、麻薬や拳銃などをどうやって隠していたか?
こちらの展示コーナーでも実際の摘発事例に基づいて、詳細に説明されています。
さらに、コカインや大麻などのレプリカや、ワニ皮などの剥製も展示されています。
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まとめ
テレビでしか見た事のないディープな世界!
密輸品とそれを水際で防ぐ税関の役割について学べる資料室です。
名称:旧門司税関
住所:福岡県北九州市門司区東港町1-24
電話:093-321-4151
駐車場:付近の有料駐車場を利用
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名称:長崎税関
住所:長崎県長崎市出島町1-36
電話:095-828-8611
駐車場:付近の有料駐車場を利用
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