高鍋大師-ユニークな石像がいっぱい!丘の上にひろがる熱いアート作品の世界【高鍋】
今回やって来たのは、宮崎県高鍋町にある高鍋大師(たかなべだいし)です。
一般的に○○大師と言えば、川崎大師など仏教系のお寺や、歴史的に価値のある仏像などがイメージされますが、、、、
こちらの高鍋大師は1人の男性が作り上げたとってもアートな世界!?
丘の上に大小さまざまな石像がいっぱいで、一種独特で不思議なスポットとなっているのが「高鍋大師」です。
小高い丘にある多くの石像たち
宮崎県の高鍋町には、丘の上にトーテムポールのような顔がにょきにょきと出ている!?奇妙なスポットがあります。
石像は鬼のようなものから、テレビドラマ・水戸黄門のパロディ!?
神様をモチーフにしたものまで色んな表情やしぐさ、大きさをした数多くの石像があります。
そんな一つ一つに特徴がある石像が、約800体も並んでいるのが「高鍋大師」です。
高鍋大師ができたわけとは?
誰がこのようなさまざまな表情の、とってもユニークな石像群を作ったのでしょうか?
あまりにも数が多いので、何人もの優秀な石工職人たちによってできあがった石像たちだと通常は考えますが、、、、、
こちらの石像群は、ほとんどが一人の人間によって作り上げられたものです!!
彼は明治22年、香川県で生まれて7歳のとき高鍋に移住。
お米の販売などを経て29歳のとき、四国八十八ヶ所をめぐる旅に出ました。
この旅をきっかけに、岩岡さんは故郷の高鍋にも八十八ヶ所をつくることを決意。
大分の石工さんからから彫刻の技術を学んで石像を彫り続け、こちらの個性あふれる石像群になりました。
これらの石像はすべてがハンドメイドでつくられていて、一つ一つがユニークで温かみを感じるものばかりです。
小高い丘からは日向灘が見渡せます
場所は持田古墳群のはずれにあり、国道10号線沿いから見える丘の上にあります。
車のすれ違いが困難なほど細い一本道を、小さな看板をたよりに登っていきます。
丘の上からは見晴らしがよく、日向灘が一望できる絶景がひろがります。
まとめ
こちらは平成21年(2009年)には観光遺産に指定されているほど、宮崎でも有数の観光地です。
しかし、行ってみると見学者は少なく、丘の上に大小の石像があるだけで、まるで巨人やユニークな石像たちにかこまれた別世界の雰囲気です!?
得体の知れない!?ミステリアスな雰囲気や、クセが強い!?独創性あふれる石像たちは感覚的に合う人と合わない人に分かれるかもしれません。
それでも岩岡さんが生涯をかけて彫りつづけた作品の一つ一つには、石像づくりに込められた熱い想いを感じます。
パワフルな石像たちによる圧倒的な存在感と、不思議な魅力で人々を惹きつける!アートな空間の「高鍋大師」
オカルトっぽい雰囲気はまったくなく、景色も素晴らしい高鍋の隠れた観光スポットです。
名称: 高鍋大師
住所: 宮崎県児湯郡高鍋町
駐車場: 無料駐車場あり
高鍋大師のページ
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