疫病退散!アマビエの石神様が鎮座する「大島子諏訪神社」【天草】

今回ご紹介するのは、天草の海沿いにある大島子諏訪神社(おおしまごすわじんじゃ)です。

天草上島から下島へ向かう国道324号線沿いのすがすがしい景観のところにあり、道を挟んだ海側には約250年前に建てられた鳥居が立っています。

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全国にある諏訪神社のひとつ

大島子諏訪神社のご祭神は、建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀賣神(やさかとめのかみ)のご夫婦の神様です。

長野県諏訪市にある諏訪大社のご祭神で、全国の「諏訪神社」でも祀られています。

由緒書きには「人々を島の禍事から守り、心を癒し恵み深き神様として、太古より崇められております」とあり、島の人々を何百年もの長きに渡り見守ってきた神社です。

海沿いに建つ歴史深い鳥居や、見事な彫刻が施された本殿などを見ていると、地域の人々に長く親しまれてるのがよくわかります。

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「天草・島原の乱」初戦の古戦場

この付近は江戸時代前期に起こった天草四郎が率いるキリシタンの一揆「天草・島原の乱」がはじまった場所と伝えられています。

寛永14年(1637年)11月13日、天草四郎が率いる二千余りの一揆勢は上津浦に上陸し、翌14日に幕府軍が迎え撃ったのがこの辺りです。

海沿いの鳥居はこの戦いより130年以上あとの安永2年(1773年)に創建されたもので、古戦場との関係は不明ですが、江戸時代から伝わる歴史の流れに思いをはせるとロマンを感じますね。

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可愛らしいアマビエの石神様

そんな歴史ロマンあふれる大島子諏訪神社では、2020年5月に疫病終息を願って新たな石神様ができました。

疫病退散のシンボルとされている妖怪「アマビエ」の石神様です。

こちらは天草の石工として知られる下浦町の黒川保石材店で製作されたものです。

なぜここに石神様が?

アマビエの台座に書かれている内容によると、神社の東側には今でも石神と呼ばれるエリアがあり、その場所には昔、めずらしい形の石神様が祀られていました。

今から100年ほど前に疫病が流行したとき、この石神様に祈ったところ疫病が終息したと言われています。

しかしその後は長いあいだ境内に石神様の姿はなかったのですが、今回コロナ退散の願いを込めて、石神様を復活してつくりなおしたものです。

なお、現在の石神様は妖怪アマビエをモチーフにしたものとなっています。

アマビエとは、3本足で鱗のある体、くちばしのついた顔を持った姿で、疫病を払うとされる妖怪です。

今から約170年ほど昔、肥後の海から現れて「この先、数年の間は諸国で豊作がつづく。しかし同時に疫病が流行するから、私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せるように」とお告げをして、海に姿を消したという伝説があります。

親しみやすいサイズのアマビエ様は、花飾りをつけたうしろ姿もキュートで、見るだけでほのぼのとした気分になりますよ。

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まとめ

「大島子諏訪神社」のアマビエは子供にも人気のかわいい顔つきで鎮座しています。

一日も早く疫病の終息を願い、海沿いの道をドライブしながら参拝しに行かれるのもいいですね。

名称: 大島子諏訪神社 おおしまごすわじんじゃ
住所: 熊本県天草市有明町大島子1891
駐車場: 無料駐車場あり

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