今回やって来たのは、熊本の阿蘇郡高森町にある草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)です。
場所は熊本の南阿蘇から宮崎の高千穂に向かう途中の、奥阿蘇エリアにある神社です。
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日本三大下り宮のひとつ
「草部吉見神社」は、日本三大下り宮の一つとして知られています。
一般的な神社は、石段をのぼった先など参道より高いところや平地に社殿があるのに対し、こちらの神社は階段を下った先に社殿があるという珍しいつくりとなっています。
鳥居をくぐって境内に入ると、本殿へとつづく一直線の石段が出てきます。
130段ほどある参道を下りるのはまるで別世界に潜っていくような感覚で、社殿に近づくにつれて空から社殿に降り立つような感覚になりますよ。
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阿蘇で歴史がある神社
神社の創建は紀元前とされ、阿蘇神社とともに、阿蘇や九州開拓の由緒があります。
神社では神武天皇の第一皇子「日子八井命」をはじめ12柱が祀られています。
日子八井命はこの地で住民を苦しめていた大蛇を退治したという伝説があり、大蛇が住んでいた「吉ノ池」を埋めて宮殿を建てたことから、地名が「草壁」と名付けられ、のちに「草部」と改められたと伝えられています。
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境内にある巨大なご神木
境内には樹齢700年以上とされる巨大なご神木がそびえています。
高さは40m以上、太さは7.7mにもおよぶ御神木はおごそかな雰囲気がただよい、触れることで自然のパワーを感じることができます。
ご神木のまわりには200本以上の杉の巨木が茂っており、神社の歴史や文化的な背景もふくめた神社の魅力の一部となっています。
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境内にある「不老長寿の池」
境内には塩井社と書かれた鳥居を進むと「吉ノ池」という湧水の池が出てきます。
湧き水は飲むことができ、「不老長寿の長命水」の御神水として不老長寿の効果があるとされています。
池の近くには大蛇退治の伝説に基づいて、かつてこちらに棲んでいたとされる大蛇の像があります。
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まとめ
いかがでしたか?今回は阿蘇にある「草部吉見神社」についてご紹介しました。
こちらの本殿は参道を下った場所にあり、全国的にも珍しい「日本三大下り宮」の一つとして知られています。
境内には本殿の背後から御祭神を見守るかのように立っている大きな杉の「御神木」や、この地で住民を苦しめていた大蛇が住んでいたとされる「吉ノ池」、「不老長寿の長命水」など見どころがいっぱいのスポットです。
神社には駐車場が完備されていますが、階段が多いため足腰に自信のない方や高齢者は注意が必要となります。阿蘇に来られた際はぜひどうぞ。
名称: 草部吉見神社 くさかべよしみじんじゃ
住所: 熊本県阿蘇郡高森町草部2175
電話: 0967-64-0355
駐車場: 無料駐車場あり
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