今回やって来たのは、阿蘇郡小国町にある北里柴三郎記念館です。
場所は熊本市内から国道57号を阿蘇方面に向かい、ミルクロードを経由した山の中にあります。
20年ぶりに新しくなる新1000円札に北里柴三郎の肖像画が使われることで、熊本の新たな観光名所となった話題のスポットです。
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北里柴三郎とは?
北里柴三郎(きたざとしばさぶろう)は、破傷風菌の研究で世界的に有名な人で「日本の細菌学の父」と呼ばれています。
ペスト菌や血清療法を発見するなど、感染症医学の発展に貢献し、世界の医学界に影響をあたえました。
北里研究所(現在の北里大学)や慶應義塾大学医学部、日本医師会を創設するなど日本の医学にも多大な貢献をされたとてもエライ方です。
そんな日本が世界に誇る医学者、北里柴三郎のことがよくわかる施設が、こちらの北里柴三郎記念館です。
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北里文庫(きたざとぶんこ)
入り口から入ってすぐのところにあるのが北里文庫(資料館)です。
内部は展示室になっていて、博士が使った顕微鏡や細菌の培養で使用した器具、弟子の野口英世博士からの手紙など、貴重な資料の数々が展示されています。
破傷風の研究で有名な北里柴三郎についてパネルや写真、数々の貴重な遺品などの資料で解説されています。(写真撮影は不可)
北里文庫はもともとは大正5年(1916年)博士が私財を投じてつくったもので、蔵書数が1500冊以上もある図書館です。
後輩にあたる北里村の青少年ためにプレゼントしたもので、当時は熊本県立図書館につぐ規模で、終戦時まで利用されました。
庭にそびえる二本の杉は、大正5年に北里柴三郎夫妻が手植えした樹木です。
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貴賓館(きひんかん)
北里文庫の建設と同時に建てられた2階建ての建物で、主に地元の小国杉でできた和風の家。
郷里を訪れた賓客をもてなす場所として、大正5年(1916年)に完成しました。
二階の客間からは、博士が愛した小国富士と呼ばれる湧蓋山(わいたさん)を一望できます。
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北里柴三郎生家
敷地の奥にあるのは、北里柴三郎が生まれて少年時代を過ごした生家です。
今とは違う場所に建っていた生家の一部を、昭和40年(1965年)に移築したもの。
現在では座敷の二部屋だけが残され、中には、顕微鏡を覗く博士の写真が飾っています。
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まとめ
熊本の山奥にある世界的に有名な医学博士、北里柴三郎の記念館。
丘の上にある記念館では生まれ育った生家や、博士が地元に寄贈した北里文庫(図書館)などがあり、数々の貴重な資料を見ながら博士の生涯や業績について学べます。
貴賓館では畳に座って、前庭越しにひろがる山あいの景色や、小国富士の絶景を眺めながらのんびりできます。
名称: 北里柴三郎記念館 きたざとしばさぶろうきねんかん
住所: 熊本県阿蘇郡小国町大字北里3199
時間: 9:30-16:30
電話: 0967-46-5466
駐車場: 無料駐車場あり
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