今回やって来たのは、長崎県西海市にある七ツ釜鍾乳洞(ななつがましょうにゅうどう)です。
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七ツ釜鍾乳洞とは?
七ツ釜鍾乳洞は約3000万年前に海底から隆起してできた洞くつです。
洞窟内の地層には石灰藻や二枚貝の化石を多く含むため、海底が隆起したあとに地下水の侵食によって石灰質の部分が空洞化したと考えられています。
日本の多くの鍾乳洞は約2.5億年前に形成されたのに対し、七ツ釜鍾乳洞は約3千万年前に形成されたとっても珍しい鍾乳洞となっています。
この七ツ釜鍾乳洞は昭和3年(1928年)に発見され、昭和11年(1936年)には国の天然記念物に指定。
洞窟の全長は約1500メートル以上と推定され、そのうち約250mが観光洞として一般に公開されています。
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実際に洞くつに入ると、、
鍾乳洞の内部はヒンヤリと涼しく、特に夏の暑い時期にはぴったりのスポットとなっています。
観光コースは狭い部分と広い部分があり、神秘的な雰囲気の鍾乳洞のコースでは、「大石柱」や「親子地蔵」「金明の滝」などの見どころがコンパクトにまとまっています。
洞くつの内部は舗装されていて歩きやすいですが、途中には階段の昇降や天井の低いところなど中腰で進む場面も多く、背が高い人や体格の大きな人にとってはハードな部分があります。
天然の洞窟ならではの狭さと難易度によって、見学には一定の体力や注意が必要となるため、なるべく動きやすい服装をおすすめします。
七ツ釜鍾乳洞では観光洞から先の未公開の洞窟エリアを対象とする「地底探検ツアー」もあります。
ツアーでは約550メートルというさらに深い部分を約2時間をかけて探検することが可能で、小学4年生以上が参加できます。(要予約)
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現地には車で行く方が便利なので、自家用車かレンタカーの比較サイトから探すと安く借りられます。
地上にある自然遊歩道も
七ツ釜鍾乳洞の見学を終えて地上に出ると、岩石・化石資料館や自然遊歩道(森林浴ロード)が出てきます。
出口までの帰り道は自然遊歩道となっており、春には桜やツツジ、夏にはあじさい、秋には紅葉、冬には梅の花など四季折々の草花を楽しむことができます。
先ほどまでの鍾乳洞の神秘体験から地上に出てきてほっとするとともに、自然の美しさを感じることができますよ。
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注意点:佐賀県唐津市にもある「七ツ釜」
こちらは長崎県の西海市にある七ツ釜鍾乳洞ですが、一方で佐賀県唐津市にも七ツ釜(ななつがま)という洞くつがあります。
こちらは海岸線にある岩山が玄界灘の荒波によって深くえぐられ、7つの洞窟が並んでいる景勝地です。
ちなみに唐津の七ツ釜も国の天然記念物に指定されていますが、こちらの洞くつは地上からは少ししか見ることができず、遊覧船に乗って海の上から見る必要があります。
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まとめ
いかがでしたか?今回は長崎県の西海市にある七ツ釜鍾乳洞についてご紹介しました。
鍾乳洞の美しさや神秘性を体験することができる七ツ釜鍾乳洞。現地では外の気温が30度を超える炎天下でも、洞窟の内部は常に14℃~16℃と安定しており、特に夏の暑い時期でも涼しく快適に洞窟探検を楽しむことができるおすすめのスポットです。
洞くつ内は自然の地形がそのまま残っていて、まるで探検隊のような冒険の気分を味わうことができ、難易度のある道のりを乗り越えた達成感は格別ですよ。西海に来られた際はぜひどうぞ。
名称: 七ツ釜鍾乳洞 ななつがましょうにゅうどう
住所: 長崎県西海市中浦北郷2541-1
電話: 0959-33-2303
時間: 9:00-17:00
駐車場: 無料駐車場あり
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